HOME > 健康保険のしくみ・給付 > >休日や夜間のけがや急病
休日や夜間の診療は、通常の診療とは異なり、必要な検査が受けられなかったり、最適な薬がもらえなかったりする場合があります。また、割増料金も請求されますから、緊急度をよく考えて必要最低限にとどめましょう。
(発熱、吐き気、下痢、痛みなど)
休日夜間急患診療所、歯科休日夜間急患診療所などに自分で出向く。
事前の連絡は不要。
(激しい痛み、めまい、高熱、ひどい下痢やおう吐、骨折、交通事故など) 救急車を呼ぶ、または家族に救急指定病院、救急当番病院などに連れて行ってもらう。 事前に医療機関に連絡の必要あり。
ただし、意識がない、強い胸痛、呼吸困難、喀血・吐血・止まらない鼻血、激しい頭痛、急激な腹痛、高熱など、一刻を争う症状のときは、昼間でも夜間でも迷わず救急車を呼びましょう。
救急車を呼ぶ前に・・・
2020年中の全国の救急自動車の救急出動件数は593万3,390件、1分間に11.3件出動し、国民の21人に1人が搬送されたことになります。
軽症でも夜間のタクシー代わりに呼んだり、病院の選択が面倒だから案内役として呼んだりなどの利用者の安易な要請のため、救急車の出動件数が年々増加。
そのため、最寄りの救急車が出動できず、遠くの救急車が出動するというケースが増え、救急現場への到着時間が長くなり、一刻を争う重篤な傷病者が待たされるという事態が生じています。
比較的症状が軽い場合には、自家用車を利用したり、タクシーを呼んだりなどの良識ある判断が求められます。
※救急車を呼ぶべきかどうか迷ったときには、各都道府県の救急相談窓口へ連絡し、症状を伝えて相談しましょう。